ずいぶん前に投稿したものの再掲載です。

何歳になっても私はノアが走れなくならないようにと心配し続けているのだと思います。

遺伝性の運動器疾患を持って生まれてきているということはそういうこと。

#repost@withnoa


【遺伝子疾患について】

現代の日本におけるブリーディングはペット業界の「より小さく、可愛く、売れる犬を」という影響をモロに受けて、乱繁殖と言われる悲しい現状を招いています。

それによって、本来のブリーディングでは残さないはずの遺伝子も残り、色々な疾患を起こす遺伝子を持って生まれてきている子がとても多くなっています。


例えばトイプードルであれば、膝蓋骨脱臼(パテラ)を起こす遺伝子を8割近くの子が持って生まれているそうです。

8割よ!

うちの子は大丈夫なんてほぼ無いということです。


他の犬種だって、肘関節脱臼やら股関節形成不全やら椎間板ヘルニアやら、まー色々抱えてきているわけです。 

それは、あなたのせいでも、ましてや愛犬たちの責任でもないのだけど、その身体を背負って生まれてきていることを知っているのならば、愛犬が辛い思いをしないで犬生を全うできるようにしてあげたいじゃないですか。

うちのノアだって膝蓋骨脱臼発症してるんですよ。

何年も前から獣医さんに「気をつけてあげてね」と言われてます。

だから大変なドライで大汗かきながらも泳がせて、筋肉貯金に努めているわけですよ。

正直、他の子でこんな筋肉質なトイプードルを触ったことはないです。

それでも、私は今なおこの子の膝を心配しているのです。


走るのが大好きなこの子を最期まで楽しく走らせてあげたいから。

散歩では付かない筋肉を泳いで付け、その筋肉をマッサージで動ける状態に保つ。

それがあってのジャンプなんです。

ケアなしでガンガン陸上運動していれば、そりゃ怪我もします。

薄い筋肉なら全ての衝撃を関節が受けて、運動器疾患だって進行するでしょう。


全ての飼い主さんに分かってほしい事だけど、人の価値観は様々。

せめて、私の長文を読んでくださってるくださってる皆さまにはわかっていただきたくて書きました。


一頭でも多くの子を最期まで歩かせてあげたいと思っています。



【犬を飼ったのならフィジカルケアしましょう】