「トイプードルの飼い方」とかの類の本を見ても、なりやすい病気として載ってますしね。
よくパテラと言われますけど、パテラは後肢の膝のお皿のことなんですよ。 そして、脱臼がルクサシオン。
2つ合わせて、パテラ ルクサシオンが正式名称ですね。
後肢の膝蓋骨が、正常な位置から内側や外側へはずれてしまう(脱臼する)状態のことで、初期はほとんど無症状。
だから、飼い主さんではなかなか気づかないのですけど、ズレたり、戻ったりを繰り返しているうちに気づいたら悪化してしまっているんですよね。
先天性の病気と言われていて、例えばトイプードルなんかは8割近くがその遺伝子を持っていると言われています。
ノアも獣医さんに「グレード1ではありますね」と言われています。
グレード1というのは【手で押すと脱臼する】という段階です。
将来、悪化する可能性はあるということです。
では、どうしましょう?
手をこまねいて様子を見ている?
「NO、NO!」
膝の上の筋肉、大腿四頭筋を鍛えてあげればいいんです!
腿の筋肉で膝のお皿を支えている膝の靭帯をガードしてあげれば、ズレることはないんです。
ズレたり戻ったりを繰り返さなければグレードは上がっていきません。
脚の筋肉を鍛えるのにはハイドロセラピー(水中運動)& ドッグマッサージが最も効果的です。
進んだ動物病院では手術を受けた子のリハビリにも行われていますよ。
犬が小型化していることによって、膝蓋骨脱臼を発症する子は多くなっています。
トイプードルだけじゃなく、ポメラニアンやヨークシャーテリア、チワワ、マルチーズなどの小型犬に多いですね。
あとフレブルちゃんにも多いなぁ。 遺伝子を持って生まれてきていることはもう仕方ない。
でも、ケアによっては発症させずに生涯過ごすことも出来るのですよ。
これ、飼い主さんの努力しかありませんから、犬たちに変わって私からのお願いです。
【犬を飼ったのならフィジカルケアしましょう】